個人向けカーリース利用上の注意点
個人向けカーリースは、あくまでも、特定個人が所有者(リース会社)の車を借りているだけなので、利用にあたっては様々な制約があります。
このため、リース会社の説明にはしっかりと耳を傾けて、本当に自分の使い方にカーリースが合っているのか確認することが大切です。
■審査・契約の条件を確認する
カーリースは契約期間中、リース車両の使用条件を決められております。
例えば走行距離は、1ヶ月あたり平均走行距離を1,000~2,000kmを上限としているところが多く、超過すると、契約満了時に追加料金の支払を求められます。
これは、走行距離によって車の価値が設定した残価を下回る可能性が発生するためです。
傷や凹み、汚れなども追加料金を請求されます。
JAAI(日本自動車査定協会)の「中古自動車査定基準及び細則」によると、中古車の標準は外装や内装が無傷で、事故による修復歴や改造が無い状態です。
さらに、定期点検や整備を欠かさず受けていることが大前提となります。
このため、傷や凹み、汚れは減点されますが、外装は1cm未満の傷や凹みであれば減点の対象外となります。
査定基準はリース会社によって異なりますが、一般的には、契約期間中に利用したときの走行距離や劣化状況を考慮して残価を設定します。
それを超えてしまうと、追加料金を請求されます。
■リース契約期間中の中途解約は注意
家庭の事情で車が必要なくなったり、月額料金を支払えなくなったりする可能性もないとは言えません。
しかし、カーリースは中途解約を受け付けていないところが多く、どうしても解約をしたい場合は、支払予定額を一括で請求されます。
これらは、リース会社の説明だけではなく、契約書にも明記されているので、どのようなリスクがあるのかを事前に把握しておきましょう。
■月額料金の支払いプランもチェックする
リースの月額料金が安すぎるのも要注意です。
月額料金には車両本体価格の分割払いだけでなく、各種税金、自賠責保険料、車検代、メンテナンス料などが含まれています。
このため、カーリースといえども相応の月額料金がかかるはずです。
それが極端に安いのは、月額料金の他にボーナスの別途支払いや、車両本体価格以外の費用が別料金になっていたり、あるいは、選べる車が限定されていたりするなどの裏事情があります。
中には、「残価」をありえないほど高く設定して、契約期間が終了したときに不足分を請求するところもあります。
こうした事項は小さく表記するなどしてミスリードする悪質な業者も少なくありません。
月額料金にどこまで含まれているのか、別料金はないのか、「残価」は適切なのか、は、契約前にしっかり確認しておきましょう。
「カーリース」と「レンタカー」「カーシェアリング」の違いは?